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グルジア (1)

 月曜から今日(土曜)まで6日間、Georgia に行っていた。アメリカのジョージア州(ジョージア・オン・マイ・マインド〜)ではなく、コーカサスにあるグルジア共和国である。
 グルジア政府は今年の3月、日本の外務省に対して、「国名の表記をグルジアからジョージアに変えて欲しい」と申し入れた。理由は簡単。グルジアというのはロシア語なのである。グルジアはロシア帝国時代、ソ連時代を通じて、ロシアに痛めつけられてきた。だからロシア語読みで呼ばれるのはいやなのだ。日本政府がなんと回答したかというと、「アメリカのジョージア州と混同するから、だめ」というものだった。平和ボケした国の外交官には、大国に迫害され続けた小国の痛みなんて理解できないのであろう。私はこのニュースを読んだとき、むしょうに腹が立った。
 
 さて、今回の目的は、ニーナ・アナニアシヴィリの率いるグルジア国立バレエの「ジゼル」と「ロミオとジュリエット」を観ること、クラスレッスンとリハーサル、それに付属バレエ学校のレッスンを見学すること、ニーナと主要ダンサーたちにインタビューすること、である。これらについては「ダンスマガジン」に執筆するので、ここではグルジアについて書くことにする。
 
 パリからグルジアの首都トビリシまで、ミュンヘンでの乗り継ぎの待ち時間を含めて7時間くらいである。日本からだと20時間ほどかかる。パリからは直行便もあり、それだと片道4時間半くらいなのだが、週に2便しかなく、今回はスケジュールが合わなかった。
 以前は日本からだとモスクワ経由が普通だったが、何しろ国交を断絶したので、いまはロシアとグルジアの間には直行便がない(とはいえ、全然両国間を人が往復していないかというと、そんなことはなく、グルジア人もロシア人もウクライナやアルバニア経由で往復している。ロシアには大勢のグルジア人が、グルジアには大勢のロシア人が、住んでいるのである)。
 7時間といっても、どの航空会社を使っても、深夜にトビリシに着くし、未明にトビリシを発たなくてはならない。今回、3日にトビリシに到着したのは午前4時で、きょうトビリシを発ったのは朝5時である。空港には2時間前に着かなくてはならないということを考えると、とんでもないスケジュールである。
 しかもホテルは、明け方に到着しても、明け方に出発しても、1日分支払わなくてはならないのである。
(続く) 
 

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